たまに全てを捨ててまでも
感じたい何かがある気がする時がある。
感じたい光、音
感じたい瞬間、時間
感じたい朝日も夜明けも夕焼けも
感じたい寒さも暖かさも。
帰り道に聴いたあの歌はもう響かない。
箸が転がるほど笑った事も、何が面白かったんだろうねしか思えない。
欲しくないものが手に入った。
楽しかった事に嫌悪を抱いた。
持て余す程持っていた好奇心が、危険な物に変わった。
憧れが日常になった。
新しさを怖がって、過去を懐かしんでいるだけなのかと思ってた。
みんなどう折り合いつけたのかと悩んでた。
でもきっとそうじゃなくて、
新しい事を今の自分で始めたいのかもしれない。
今の自分がどこまでいけるのか、試したい。
でも踏み出す勇気だけ、どこかに忘れたまま。