diary

かきたいことを、かきたいときだけ、かきたいように

RPG

 

この世がファンタジックな世界にになったらいいなあ。

私は村から離れた山の中、きれいな湖の側に家を建てて、心優しいゴブリンとかオーガと住みたい。

みんなが魚とか肉とか、果物を持ってきてくれて、私が料理するから、誰か鹿とかの解体とかしてくれないかな。

湖で遊んで、キノコをとって、たまに山を降りて海を眺めて、のんびりしながら伝説の龍と友達になりたい。背中に乗せてもらって街へ買い出しに行きたい。

ある日突然魔法が使えるようになって、世界有数の魔力を持った魔女にでもなりたい。悪用しないで密かに暮らしてるのに、たまに冒険者が噂を聞きつけてやってくるのがうぜえなと思いながら暮らしたい。

隣町の大きな国、ぶっきらぼうでクソ強いイケメン王子が何かの拍子に私に惚れて、悪役令嬢になれば完璧。

 

 

 

現実は数百円のアプリ課金さえ悩むような毎日だけど。漫画を読んで、無課金でガチャ回すためだけにアプリをやり続けて、パズルゲームはもう飽きた。

ゲームだの漫画だのアニメだの映画だの音楽だの永遠にやってられるやつ、求む。

明日の仕事起きられるかな、犬が上に乗ってて重いな、明日のご飯は何にしよう、ずっと寝てたいな毎日寝てたい、家の居心地が良すぎるな、普通がどれだけ難しいか君は知ってるかい?

 

 

終わりは始まりを

 

人生の中で指折りの出来事に、私の感情はついていかない。何度も繰り返される同じ話にうんざりする暇も与えられないまま、私の頭はフル回転して次に何をすべきかを考えている。心配されたくて大袈裟に振る舞っているのか、こんな時まで自分の事しか考えていないなんて、この親にしてこの子ありだな。言わなくていい事が口から出てくる割に、感情は出てこない。素直な気持ちを言ってしまえば全て終わってしまうし、私は壊れてしまうだろう。壊れながら考える、この地獄はいつまで続くのかと思う事が1番辛いから、絶対口には出してはいけない。犬達のお世話で手一杯で、仕事なんかろくにできたもんじゃない。お客さんや上司の言う事が、どんなに一生懸命聞いても理解ができない。いつから泣けなくなったんだろう。

 

何に期待をしたらいいのか分からなくなった。悩みなんかくだらねえと言われればそれまでだし、実際悩むことなんてないだろう。私にできる事なんて何一つない。自分の未来を重ねながら、半分自暴自棄になる。世の中要らないものが多すぎる。一人で生きれれば楽なのに、人間は独りでは生きていけないらしい。誰か私を支えて助けてくれるなんて思わない方が身のためだ。他人なんか所詮他人な訳で。みんなが寝静まった家の中、起こさないようにしてるのに犬が吠えるから悲しくなる。こんな必死になる必要ない。必要ないからもう考えるな。思考を止めろ。人生全てが物語だと思えばいい。物語は終わるのだから。

 

 

明日も明後日も

 

 

慣れないことをして疲れ切った身体を起こしてくれたのは、愛おしい犬の声でも大切な人の手でもなく、不意に鳴った着信音だった。

懐かしい声につられ、私はあっという間に学生時代に戻る。今何してるのという問いにもまともに答えられず、繰り返されるふざけた酔っ払い達とのやりとりに、あの頃と同じ銘柄のタバコに火をつけた。

本当は外に出てしまいたいぐらいの気持ちだったけど、その会話の一部一部につまらない大人の事情が垣間見えたからやめた。

久しぶりに会いたいね、いっその事こと7人で集まりたいね、なんて夢の話かもしれない。だって私達は、いつだって喧嘩したり不機嫌になったり言い合いしたりして、楽しい思い出がバラバラだった。

めんどくさいと文句しか言わない彼女。闘争心剥き出しの彼女。音楽の事しか話さない彼。本当はつまらなかったという彼。社交辞令で誘いを断る彼女。実はほんの少しだけ好きだったソウルメイトの彼。本当に自由人ばかりでまとまりのない7人だった。

そんな7人なのに、卒業式もディズニーランドも毎年のキャンプも一緒に過ごした。毎回険悪になるくせに。誰かが何かを提案しても文句しか言わないくせに。終わった後誰かしらが誰かしらの愚痴を言っているくせに。

なのにどうして、私はみんなの笑った顔と声しか思い出せないのだろう。なんで会いたいと思ってしまうのだろう。

 

 

近頃の私はなんかちょっとおかしくて、今まで毛嫌いしていたエモい恋愛映画をよく見ている。ちょうど昨日は、ボクたちはみんな大人になれなかったを見ていたから、電話を切った瞬間にセンチメンタルになった。

普通じゃ生きられなかった私が、普通を嫌いになって、普通だった事に気づいて、普通を選んで生きている。私は佐藤ほど引きずる恋愛はしていないけど、今すぐ夜中の渋谷を走り出したくなった。夜中の渋谷ってエモい。

普通じゃない人間になりたかった7人は、普通に出会って、普通に学生時代を楽しんだ。それはきっと普通じゃない、特別だったと今は思う。

走り出せない私はもうとっくに普通で、そこから抜け出したいのかも分からず、ただただ日常を過ごしている。分からない事が多すぎて、人との接し方も忘れたから、もう私は限界かもしれない。昔にすがるわけではないけど、私は昔に何かを忘れてきてしまった気がする。だから今会えたら何を話そうか、何か話せるのか、そんな事まで考えてしまう、なんて。

 

 

今日、縁があって久しぶりに舞台へ立った。袖で話すだけだったけど、舞台の天井はあの頃より高く見えた。舞台に立つ人の姿さえもあの頃より輝いて見えて、私はもう観客でしかなかった。

あの聞き慣れたギターの音と煙たい空気の中で、またあのぐらい笑えたら、何を忘れてしまったのか思い出せるだろうか。渋谷を走らなくても私は今を生き抜けるだろうか。

 

 

 

赤のリップは似合わない

 

 

残念ながら私はいまだに、色んな恐怖と闘っている。ここ最近体調不良が多く、正直人と話す事も満足にできないほど疲れている。寝る時に必ずお腹が痛くなり、恐怖と共に眠りに落ちる。変な夢を見る事が多くなり、犬に踏まれながら何となくうとうとし、犬が限界に達するまでに起きなくてはいけない。人と話すより犬と話していた方がよっぽど楽だ。だって気を遣って顔色見ながら話すなんて疲れるから。

 

 

今日はすごく懐かしい先輩が家に来た。

見た目も中身も変わってない先輩は、すごく素敵な奥さんと結婚したそうだ。あの頃と言う冗談も私より遥かに高い女子力も変わっていなかったけれど、奥さんの話をする先輩は前より少し幸せそうだった。友人や同僚の死を乗り越えて、家計を管理し、他人の犬を怖がりながら可愛がる先輩。あの時私が頼って泣きついた人と何も変わらない。でも先輩の中の私は、もう変わってしまっているようだ。

私の勝手な我儘で家の模様替えをしている。先輩はお前の家がこんなに綺麗なカフェみたいなんて!と驚いていた。情緒が崩壊している私を見かねて、旦那は私の模様替えに付き合ってくれている。居心地の良くなったリビングは少しだけ暗い。きっと私は贅沢で、酷いやつだと思い知らされる。犬と遊んであげられないほど、余裕がない自分に嫌気がさす。私はただ嫌な部分だけ残して大人になった。どうしてみんなができる事がこんなにもできないのか。頭痛薬を飲みながら、今日やることを考えると身体が急に重くなった。幸せって何が基準なの?他人に決められる事ではなくない?ああ、もう本当に静かにしてよ。頭が重い。きっと雪はまだ止まない。

 

 

 

私の恋の値段

 

 

100円の恋という映画が大好きだ。

何かを始めるキッカケが失恋だとしても、好きな人だとしても、不純な動機でも何でもいい。一生懸命頑張る姿は最高にダサくて、最高にかっこいい。終わった瞬間に人目を気にせず涙を流せるのは、生きている中で1番輝いてる瞬間だ。きっとあの瞬間のために生きてると言っても過言じゃない。思い出した時に少し恥ずかしく、でも笑顔になれる。あの瞬間を知らずに生きる人はきっといない。

私のあの瞬間の最後にもきっと、クリープハイプの百円の恋は流れていたはず。それがもし死ぬ時だったら最高だろうな。そうやって生きていたい。

 

この映画を見て、わざとらしいと感じる人もいるだろうし、普通に好きじゃないと思う人もいるだろう。私とは価値観が違うけど、それでいいと思う。その人達もきっとたくさん努力した過去があって、成功したことも失敗したこともあるはずだから。ただ認めてあげれればいい。人の努力も、自分の努力も。

 

生きてるだけで辛いと感じる毎日でも、いつか実はあの時の私ってめっちゃ必死だったよなって思えたらいい。誰かや自分と向き合うことって本当に体力を使うし、上手くいないことの方が多い。前向けない事の方が多い性格だから、ネガティブとか文句が多いとか言われがちだけど、その通りだけど、そのぐらい色々考えて悩んで猪突猛進的な感じで毎日走り続けてんだわ。たまには歩いて、休んで、とか言われてもできないから壁にぶつかったら泣き喚くし、気が済んだらまた走り出して、しんどくって辛くって、何度も何度も泣きながら走った。愛想を尽かされ、嫌われたこともあった。でもずっと後ろで応援してくれる人も、強制的に私を止めて頑張ってるよって抱きしめてくれる人もいる。サンボマスターエレカシに救われ、たまにひねくれて生きるの向いてないとか言い合える人がいる。幸せなのに、世界で一番自分が不幸みたいに嘆くのは必ず浴室。それでも人生捨てないって決めてるのは、かっこいい人間になりたいから。

 

 

何が書きたいのかよく分からなくなったけど、どんな時も私を応援して支えてくれる、仏のような旦那様がご飯が出来たからおいでと呼んでいるから、もう終わるね。笑

意味分かんないけど、たまにセンチメンタル。だけど頑張ろうって時ね。今。

 

 

 

だっさい歌詞が心に刺さって

 

 

嫌な事があると現実逃避してしまう。

心療内科に行った時、趣味を聞かれて答えたのに、それは全部ひとりで家でやる事だね、現実逃避だからなるべく外に出て人と話してねと言われた事がある。全くその通りだと思ったけど、大好きな漫画やドラマはやめられないし、やめる必要もない。

今日もファブルを読んで、映画まで見てしまった。漫画とは全然違うけど、映画館で見たら迫力があってそれはそれで楽しめるんだろう。すぐ影響されるタイプだから、もうすぐ上映終了予定のファブル2を劇場に見に行きたいと、上映会場を片っ端から調べた。

 

最近現実逃避に使う漫画は大体少年漫画か青年漫画で、大体みんな人を殺したりしながら信念を持って戦う内容が多い。強くなりたい願望は強まるばかりだ。強い女になりたくて海外ドラマにハマり、恋愛物でダメな男をカッコよく捨てることに憧れた。恋愛で悩まなくなった今、誰かを守れる身体的、精神的強さに魅力を感じるようになった。エレンのように才能もなければ、佐藤のように強くもない。誰かの記憶に残れる人間ってどんな人なんだろう。

 

眠れないから文字に起こした。頭の中をただぐるぐるとまわっている言葉を打ってるだけだけど、私の妄想力と現実逃避力って少し人より優れてるって思う時もある。物語を作ることや誰かを励ます事を仕事にできたら良かったのに。そしたら私も何かしらの強い人間になれたかもしれない。もし誰か私を覚えていてくれるなら、それは私の何が1番記憶に残るのだろう。笑顔とか幸せとかそういう平凡な毎日ではなく、波の荒い刺激のある生活が私には向いている。そうでなくては、この短気で気性の荒い性格も役に立たないどころか邪魔になる。仕事も恋愛も生活も波瀾万丈でいつも疲れてるぐらいの時が、1番いいものを生む気がするから。まあ生むも何も無いんだけど。漫画で夢見て、音楽に浸り、映画で涙するぐらいが本当は幸せだって気づいたのはもう6年も前。あの時諦めた夢はずっと思い出にできていない。

 

 

 

ハクナマタタ

 

 

少しだけ、前に進んだような気がした。

まだ決まったわけじゃない仕事を眺めながら、自己陶酔してしまう自分の事はそこまで嫌いではない。始めるまでが億劫な私が何日間もかけて登録したプロフィールには、なんの価値もない歴史が並んでいる。

 

 

夢のセブンティーンからもう10年が経つ。

キラキラした世界とは真反対だが、安心安全保障付きのまったりした生活に嫌気がさしたわけではない。ただ自分の無力さに最近特に落ち込んでいた。年齢という壁は女の方が少しだけ高い気がする。

そんなにほしくもない子供も、周りの結婚妊娠報告に焦ってしまう。仕事もろくにしたことない私には、後は子供。という考えだけでは産みたくない。

やりたい事は沢山ある。でも時間もお金も余裕もない。いや、言い訳でしょ?じゃあやらなきゃいいじゃん。なんて言葉もよく聞くけど、人間そんな簡単な生き物ではないでしょ?この考えに分かるよと言う旦那は、本当に優しい人だ。優しい人だからやってもいいよと何度も言ってくれたけど、私はそんなに器用じゃない。優しいあなたがいない未来をとる事はできない。つまらない人間かもしれないけど、散々迷った末に出した答えだ。

 

それでも何かしらしなくてはいけないという衝動に駆られ、色々なことを試したり調べたりした。どれも現実味がなかったり、学歴が足りなかったり、そんなに好きじゃなかったり。怖くて踏み出せなかったが、今日少しだけ、踏み出す事ができた。

たった数百円の方の仕事が嬉しい。まだ本採用ではないが、もし落ちたとしてもまた一からやり直せる気力ぐらいは出た。飽きてもいいやという気持ちだから、気も楽だしそこまで辛くない。楽しみながらできたらいい。

今の本職は何のやりがいもない仕事だけど、かなり役立った。少しは社会に出れたかも?そんな気がした。

 

世界は広い方がいいが、私のペースで、好きなところまで広げればいい。大事なものを守っていく上で、私の人生を無駄にしない方法。今回失敗しても、また何か探せる。まだ遅くない。子供も仕事も、勿論結婚生活も。

占いで出た30歳から何か始めるよ、貴方は人と仕事する事に向いてない。という台詞が私の中にずっと残っている。本当でも嘘でもいい。私が決める事だから。

 

 

 

左利きのエレン読んだからじゃないよ。きっかけ!だから!ね!影響される事って悪い事じゃないでしょ!

タラレバのパラレルワールドで諦めきれない。やってから諦めたい。

初めての仕事が漫画で良かった。